夢のこと


君の顔が脳裏から離れない…

手でおさえることもなく、大きく口を開けてあくびをしていると横から声が聞こえる。
『大きな口ですねぇ〜。ヒカル』
佐為のことを気にもせず、ヒカルは洗面所に行き口に歯ブラシをふくんだ。
―あ〜なんであんな夢見たんだろ…
それはあかりが泣いている夢だった。涙を流して遠くを見つめているあかりの夢。
ヒカルが何度呼んでも気づいてはくれなかった。
「あー胸くそ悪ぃ!!」
ヒカルはそう言うと口をゆすいだ。

「ヒーカル!」
学校への道、後ろから声を掛けてきたのはあかりだった。
ヒカルの心臓は一瞬「ドキッ」っと鳴り、夢の映像が頭の中を駆けめぐった。
「あかり…」
「ヒカルがこんな時間に歩いてるなんて珍しいー!本当にヒカルかどうか疑っちゃった♪」
―誰の所為だと…(怒)
ヒカルは内心拳を握った。
そう、ヒカルはあの夢の所為でいつもよりも早く目が覚め、その寝覚めの悪さに二度寝することも出来なかったのだ。
「ヒカル?」
疑問そうにのぞき込むあかりにヒカルは後ろに下がった。
「どうしたのよぉ〜?」
―…あれ?オレどうしたんだ…?
『ヒカル?…鼓動が早いですよ』
心配そうな声が頭の中で聞こえたが、ヒカルには逆効果だった。
「うるせぇーっ!!!」
突然叫びだしたヒカルにあかりは頬をふくらます。
「なによ?急に怒って!!」
―オレ…どうしたんだ?なんでこんなに心臓が煩いんだよ…?
「もう知らない!」
くるっと後ろを向いたあかりの手が引かれたのは、あかりが一歩歩き出そうとしたときだった。
「え…?!」
ヒカルの声とあかりの声が重なった。
自分の行動がわからないヒカルはあかりの腕を掴んだままパニックへと陥っていた。
―だぁぁぁーオレはどうなってんだぁぁ!!
あかりの頭には「?」が浮かんでいる。

しばらくして掴まれていた手は放された。
「…?」
あかりはそのまま歩き出したヒカルを見つめた。


―あぁ!オレ変だ。あかりの顔が見れねぇーっ!!!



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ヒカル→あかりってのもいいですよね♪
ヒカルの夢の内容はあたしにもさっぱりです(爆)なんであんな夢を・・・?

(2004.12.1up)

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