スーパーガールズ☆
素敵に無敵☆スーパーガールズ
私たちはずっと一緒。私たちはずっと仲良し。
ここは米花駅近くの喫茶店。
窓側の奥から2番目、そこに制服姿の女子高生が2人いた。
ジュース片手に楽しそうに話している。
ふと、片方の少女が不安そうに携帯電話をちらりと見た。
「新一君から連絡ないの?」
もう一人の少女がくすりと笑った。
「うん…全然ない。また事件追いかけてるのかな」
不安そうなため息がつかれた。
蘭のため息に誘われたように園子は携帯電話のストラップを見た。
小さなマスコットがゆらゆらと揺れた。
傍にいてくれない、滅多に連絡をくれない…そんな彼氏を持った二人の少女は彼らを想い、また小さくため息をついた。
「ありがとうございました〜」
店独特の語尾をのばした声が、不満やストレスを甘い物で解消した二人を送った。
「ふ〜、さすがにちょっと食べ過ぎちゃったかも…」
「そうだね」
お腹を押さえながら互いを見た。
二人がそのまま雑談混じりに道を歩いた。金曜日、午後5時20分。
「君たち二人?」
「え…?」
急に声がしたので振り向くとそこには二人の男が立っていた。
「俺らも二人なんだ。一緒に遊ばない?」
先ほど、互いに相手への不満をぶちまけた直後のこの出来事。
ついついやけになってついて行きたくもなるが、それでも二人が―――ましてや園子が首を縦に振らなかったのは、彼らの柄が少し悪すぎたからだった。
「その制服、帝丹高校でしょ?」
「二人とも可愛いね」
園子は蘭の腕をつかみ
「あの私たち用があるんで」
と、そのまま引いて歩き出した。
蘭は一応会釈し、園子の後に続いた。
「ちょっと待ってよ」
そう言って、片方の男が蘭の腕をつかんだ。
「キャッ」
小さく声を上げて抵抗すると園子がすかさず「やめて」と男の腕を蘭から引きはがした。
その刹那もう一人の男が園子の腕を強引につかんだ。
「いいじゃん遊ぼうぜ、奢ってあげるし」
「遠慮します…」
園子は男の手を取ろうとするが、力が及ばない。
―もうっ!!
園子が目を閉じた刹那、何かが倒れる音と共に園子の腕にかかっていた力が消えた。
蘭の回し蹴りがしっかりと男の脇腹を貫いたようだ。
「園子!」
蘭は園子の手を引き走り出した。
二人は蘭の家にほど近い商店街のわきで足を止めた。
「あはは…まさか、蘭が蹴りを、するとは、思わなかった」
「だって、園子助けようって、夢中だった、から…」
「…ありがと!」
息を整えながら二人は笑った。
「またナンパが来ても二人でやっつけちゃぉ!」
「めずらしい、園子がそんなこと言うなんて!」
「まぁ、ナンパ君がイケメンだったら考えるけどぉ…」
「もぅ!」
二人はまたクスクスと笑った。
二人は天下無敵の最強タッグ☆
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初めて書いた園蘭です。
ギャラリー書いてある京園本に(京園じゃないけど)入れた話をちょっといじりました。
若干「んん??」と思う表現が有ったかと思います。「彼氏」って所ね。
友達にも違うんじゃないと言われましたが一括りにしたかったのでそのまま(爆)
一瞬最強な園子が出てきちゃいますね;力強いぞ!(笑)目瞑って下さい。(土下座)
ナンパ君…(遠い目)こんな言葉遣いでいいのでしょうか…?
(2005.3.13up)