暁


明るい灯を浴びることのできない僕に追憶の君は微笑(びしょう)を浮かべ消えていく
足早に去り往くすべてに僕の心は晒(さら)されて真水の海に浸る


覚えていて君の全てを追い求めている僕を
忘れないでこの拒絶された世界の意味を
嘲笑(わら)わないで無意味の末に生まれた僕を


絶対があれば僕は君を愛した
絶対がなければ僕は君を憎んだ


君の全てを包み込んだ暁(あかつき)に僕は未だ拒絶される



(2006.8.31up)